金融機関の反対売買とは?
外国為替市場に直接参加している金融機関というのは、FX業者を通した投資家の注文に対して、反対売買、つまり投資家の「買い」に対して「売り」、「売り」に対して「買い」を行います。
わかりやすく言うと、投資家は、この金融機関と取引しているのです。
そして、投資家と取引した金融機関は、同時に外国為替市場に参加している他の金融機関に対して、投資家に売った注文分を市場から「買い」、投資家から買った注文分を市場に「売る」のです。
このとき、金融機関が取引相手を迅速に見つけるために、為替ブローカーと呼ばれる業者が金融機関同士の取引を仲介する役割を果たします。
金融機関は為替変動リスクを負わないのですか?
金融機関は、投資家の注文を受ける相手方になりますが、結果的にはそれを外国為替市場に取り次ぐことになりますので、基本的には為替レートの変動によるリスクを負うことはありません。
FXのコストについて
投資家からの注文を執行するまでに、FX業者や金融機関は、上記のような仕事をするわけですから、それらに対する費用が発生するのは致し方ないことです。
つまり、それらがFXの手数料や金利収入にかかるコストとなるわけですが、それでもFXの場合は、他の外貨投資に比べれば、格安のコストで取引できるといえます。 |