チャートを見るポイントは?
チャートを見極めるポイントとしては、まずは数年単位(2〜4年周期)で変動する大きな為替相場の流れをつかむことが大事です。
デイトレードでしたらともかく、中長期的な視点から為替相場の流れを判断するには、まずはチャートの大きな流れを見てから小さな流れを見るようにしてみてください。
チャートは、同じローソク足であっても、その種類や期間によってはまったく別のものに見えてきます。
さらには、テロや戦争、経済指標の発表など、歴史上の出来事やイベントが起きた際には、チャートはどのような動きをしたのかということを調べることによって、今後そのような出来事やイベントが起きたときにも、落ち着いて対処することができるようになります。
例えば、テロが起きたときにはドルが暴落したとか、政策金利が上昇したときにはドルが上昇したなど、事前に把握しておくことによって、今後のリスクコントロールも可能になるのです。
また、同じ通貨の流れを追い続けると、その通貨のクセを見つけることもできます。例えば、米ドル/円であればその通貨ペアだけを追い続けるということです。
特に、FX初心者の人は、あれこれと色々な通貨ペアに手を出してしまいがちですが、慣れないうちに色々な通貨ペアに手を出してしまうと、意識が集中できずに効率も悪くなりがちです。
ですから、最初のうちは、一つの通貨ペアを追い続け、その通貨ペアの流れのクセをつかんでから他の通貨ペアに手を広げても遅くはないと思います。 |