外貨投資の歩き方



中・短期のトレンド転換の要因について

中期のトレンド転換についてはどうですか?

例えば、2007年12月を終わり時点とするドル円相場の過去5年分の週足チャートを見ますと、3年ほど続いた円安トレンドが終焉を向かえ、円高トレンドに入ったと見ることができます。

この中期トレンドの転換点には、しばしば先進国の為替政策や経済状況といった先進主要国を中心とした経済的な出来事が影響を及ぼすことが多いようです。

現在、サブプライム問題のような、先進国の金融危機を中心として起きた経済問題が、世界経済に大きな影響を与えていますが、中期的な週足チャートにおいて明らかにトレンドを転換させた要因であることがわかります。

今後は、このトレンド転換が長期トレンドの転換になるのかが注目されるところです。

短期のトレンド転換についてはどうですか?

例えば、日足チャートで2007年の短期トレンドを見ますと、円安・円高局面が交互に訪れていることがわかります。

これは、中期トレンドや長期トレンドに影響を及ぼす要因であることはもちろんですが、この短期トレンドの転換には、経済指標や要人発言、投資家のポジションや心理、ウワサなど様々な要因が影響を及ぼします。

なお、多くの外為市場参加者がこの短期トレンドの中で勝負をしていますので、個人投資家も長期トレンドで一応の大局観を持ち、中期トレンドに影響を及ぼす要因を相場観の軸としながら、中期トレンドの中に現れるいくつかの短期トレンドを形成する要因を捉えて、日々の投資判断をしていくようにしたいところです。


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