外貨投資の歩き方



テクニカル分析とファンダメンタルズ分析を併用させる

チャートの欠点は?

前述した時間に関すること以外にも、トレンド系チャートには、トレンドを見極めるために複数の線を引くという問題点をあげることができます。

具体的には、代表的なトレンド系チャートである一目均衡表は5本、ボリンジャーバンドに至っては6本も線を引きます。

また、オシレーター系チャートの場合には、売買シグナルが頻繁に出現するという問題点があります。

このように、何本も線を引いたり、売買シグナルが頻繁に出現すれば、どれかは当たるだろうというのがテクニカル分析に批判的な人たちの意見のようです。

ファンダメンタルズ分析と合わせて利用する

テクニカル分析が全く使えないというわけではないのですが、最近は、雑誌や書籍にあまりにもテクニカル分析が誇大表現されているものが多くなっていますので、ある意味注意も必要であるということです。

例えば、企業の業績が悪化すれば、テクニカル分析においていくら買いシグナルが発生られていようとも株価は下がります。

また、アメリカが断固とした為替政策を遂行すれば、テクニカル分析でどのようなシグナルが発せられようとも、米ドルはアメリカの為替政策が推し進める方向に動きます。

つまり、テクニカル分析だけを盲目的に信じていたら危険であるということです。

よって、テクニカル分析を学ぶ際には、その本質を踏まえて、何か1つ得意な分析手法を習得し、ファンダメンタルズ分析と合わせて利用することをオススメします。


外為法改正と個人の対法人市場参入
中・短期のトレンド転換の要因は?
移動平均線とグランビルの法則
テクニカル分析の欠点とは?
もみ合い、ヒゲ、寄引同時線、ナンピン

長期トレンドを把握する
テクニカル分析とグランビルの法則
移動平均線の種類と売買シグナル
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析を併用させる
デモ取引、トレール注文、自動売買注文


外貨投資の種類(外国株式等)
基軸通貨の定義
日本円の特徴と歴史

市場の視点の方向性を知る
ECBの要人発言


Copyright (C) 2011 外貨投資の歩き方 All Rights Reserved