移動平均乖離率とはどのような指標ですか?
移動平均乖離率というのは、基準となる移動平均線※から、今の為替相場がどれくらい乖離しているのかを%であらわしたものです。
相場は移動平均線から極端に乖離すると、移動平均線に向けて、引き寄せられるように動く習性がありますので、移動平均乖離率が大きくなりすぎた時には、買い時、あるいは売り時と判断できます。
ちなみに、この移動平均乖離率は、ボラティリティの高い(変動の激しい)通貨で使用すると効果的です。
※一般に25日移動平均線がよく用いられます。
移動平均乖離率とローソク足の組み合わせ
例えば、移動平均乖離率が−10%以上になるというのは、変動率の大きい通貨であってもかなり大きな乖離といえ異常事態であると判断できます。
一方、これがドル/円のような変動率の小さい通貨でしたら±5を超えると異常事態です。このような異常事態では、短期的なリバウンドが期待できます。
こういった場合には、念のため、さらにローソク足を組み合わせてみて、長い下ヒゲがでていたら、こちらでも買いサインがでていることになりますので、信頼性がぐっと上がることになります。
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