下落相場の方がとりやすい?
一般に相場は、上昇よりも下落の方が速度が速いので、とりやすいという傾向があります。
これは為替相場も同じで、世界中のほとんどの投資家にとって、チャートの上昇はドルの上昇、チャートの下落はドルの下落を意味するからです。
つまり、ドル/円チャートにも、相場の上昇速度よりも下落速度の方が急になるという傾向が表れるのです。
ユーロ/円に注目
ユーロ/円という通貨ペアは、数年前までは欧州と輸出入を行っている事業会社と金融関係者以外にはほとんど注目されていなかったのですが、2001年春からのドル金利低下を受けて、相対的に金利の高いユーロへの資金シフトが進行しています。
すでに中国では準備通貨としてドルの保有割合を減少させ、その分をユーロに切り替えていると言われていますし、中東産油国の間でも、原油の代金決済をドルからユーロに変更する動きが見られます。
このようなファンダメンタルズの大きな動きの中で、投資対象としてのユーロの位置づけは、年々重要なものになりつつあります。
FXでも、ユーロ/円を取引する投資家は着実に増えているようです。 |