外貨投資の歩き方



ナンピンは厳禁について

なぜやってはいけないのですか?

ナンピンというのは、買った値段よりも下がったところで買い増ししたり、売った値段よりも上がったところでまた売ってポジションを積み上げる売買のことをいいます。

このナンピンは、特に値動きの荒い相場では一番やってはいけない売買になります。

例えば、1英ポンド=160円で1枚買って、150円でもう1枚買うと、1枚当たりの投資金額が1英ポンド=155円になりますから、平均投資コストが下がるという効果はあります。

しかしながら、ナンピンは非常にリスクの高い取引方法であり、とりわけFXのようなレバレッジ取引でナンピンをやってしまうと、必ずといっていいほど財産を失うことにつながりますので注意したいところです。

というのは、ナンピンは相場のトレンドに逆らった取引だからです。

1英ポンド=160円が150円に下落したのであれば、それは明らかに英ポンド安・円高方向に相場が動いているということですから、そこで新規に英ポンドを買いますという行為自体が流れに反しているといえます。

なので、この例ですと、トレンド・フォローで相場を考えるのであれば、1英ポンド=150円まで下落してしまうずっと手前で、ストップ・オーダーを入れておいて、ポジションをさっさと手仕舞うべきであったということになります。


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