スプレッドとは?
FX取引会社の手数料といえば、主に外貨を売買する際の発注手数料がありますが、これ以外にも実は隠れた手数料というものが存在します。
それが「スプレッド」と呼ばれるものです。
新聞や雑誌などで、以下のような表示を見たこともあるかと思います。
⇒ 1ドル=110.50 − 55
(BID)(ASK)
この表記は、FX取引会社では、2wayプライスと呼ばれていて、通貨の買値と売値を同時に表示しているものです。
上記の表示ですと、現在1ドルの売値が110円50銭、買値が110円55銭ということになります。
この売値のことをBID、買値のことをASKといいます。
もう少しわかりやすく言いますと、この表示では、FX取引会社が「今は1ドル110円50銭で売ります。」または、「今は1ドル110円55銭で買います。」と表示しているということです。
このBIDとASKの差額、この例ですと5銭がFX取引会社の手数料、すなわちスプレッドということになります。
この2wayプライスですと、顧客は自分の取引する価格が一目瞭然でわかりますので、取引上FX取引会社はごまかすことができないのです。
しかしながら、これが電話取引業者ですと、ほとんどの場合この2wayプライスを表示していませんので、一体いくらの価格でFX取引ができるのかがわからないだけでなく、FX取引会社が実際とは違う不利な価格を提示してきたとしても、顧客にはわからないのです。
こういうこともありますので、やはり電話取引業者は避けた方が無難ということになります。 |