金鉱株相場は金相場に連動する?
金鉱株相場というのは、金相場に連動する傾向があります。
具体的には、金価格が上昇すれば、金鉱会社の業績が拡大するので金鉱株も上昇し、金相場が下落すれば金鉱株も下落するという関係です。
また、同じ上昇相場であっても、金鉱株の上昇率は金相場よりも大きくなりやすいという特徴があります。
これは、金相場が上昇しても、産金コストはほとんど変わらないので、その分、金鉱会社の利益が大きくなるからです。
これとは反対に、金相場が下落すると、金鉱会社の採算が悪化することから、金相場以上に金鉱株相場が下落することも珍しくありません。
このように、金鉱株ファンドの価格変動率というのは、金相場に比べて非常に大きくなります。
つまり、長期保有すれば、金ETF以上に大きな収益が期待できる一方で、元本を大きく割り込むリスクもあるということがいえるのです。
金鉱株ファンドのチャートを見ると?
代表的な金鉱株ファンドである「ブラックロック・ゴールド・ファンド」の基準価額の推移をチャートを用いて見てみますと、金価格が反転した2008年11月以降、基準価額が大きく上昇していることがわかります。 |