外貨投資の歩き方



アフガニスタン侵攻と金価格の急騰

アフガニスタン侵攻とはどのようなものですか?

アフガニスタン侵攻というのは、1979年に旧ソビエト連邦が「アフガニスタンの政権支援」を目的に行った軍事介入のことをいいます。

当時のアフガニスタン政府というのは、共産主義を標榜しながら、内部では権力闘争を繰り返しており、1979年に大統領に就任したアミンは、親ソ連派を粛清し、アメリカやイスラム勢力に接近しつつありました。

ソ連はこれに危機感を抱き、旧政権との間で締結した条約に基づいて軍事介入を行ったのです。このとき米ソの関係が緊張したことにより、金価格は急騰しました。

なお、当時はイラン革命や第2次石油ショック、その後のイラン・イラク戦争といった出来事が並行して起きており、世界中で有事がリスクとして認識されていました。

WTIとはどのようなものですか?

WTIというのは、「ウエスト・テキサス・インターミディエート」の略称であり、アメリカ・テキサス州などで産出される良質の原油のことをいいます。

また、WTIの先物は、ニューヨーク・マーカンタイル取引所に上場されていて、事実上世界の原油価格の標準として機能しています。

なお、ニュースなどで「ニューヨークの原油先物価格」といった場合には、WTIの期近物※のことを指しています。

※最も決済時期が近いもののことです。


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