2つのレート表示について
外国為替では、買値と売値の2つのレートがあります。
例えば、FX会社のホームページなどで、外国為替レートが表示されている場合も、ドル円であれば「100.00−100.03」、ユーロ円であれば「125.50−125.54」というように、必ず2つのレートがあります。
これらは、買値(ビッド)と売値(アスク or オファー)を表し、買値が左側、売値が右側で表示されています。
そして、この買値と売値を合わせたものを2WAY(ツーウェイ)プライスと呼んでいます。
なぜ2つの価格があるのですか?
外国為替取引では、取引したい人は、買値や売値の提示を求める段階において、自分が買いたいのか売りたいのかを取引相手に伝える必要がありません。
また、買値や売値の提示を求められた人も、提示を求めてきた人に買いたいのか、それとも売りたいのかを聞くことはできません。
これは、もしそれができてしまうと、買いたい人には不当に高い売値を、売りたい人には不当に安い買値を提示することができてしまうからです。
よって、もしFX会社が2WAYプライスを提示していない場合は、その会社との取引はやめておいた方が無難です。 |