どのような場合にスプレッドが広がるのですか?
常にスプレッドが広いFX業者については、高い手数料を設定していることになりますので避けたいところですが、次のような市場環境によってスプレッドが広がる場合があります。
■市場参加者の少ない通貨ペアのケース
⇒ 例えば、市場参加者の少ない通貨ペアは、市場参加者の多い通貨ペアに比べると、スプレッドが広くなります。
これは、市場参加者が少ないと、競争の原理が働かないだけでなく、銀行も普段あまり扱わない通貨ペアを取引すると管理などの手間がかかりますので、スプレッドを広くして手数料を徴収するからです。
■市場の変動が激しいとき
⇒ 市場の変動が激しいときにもスプレッドは広くなります。
これは、相場が激しく変動するときには、卸売市場であるインターバンク市場でまずスプレッドが広がり、小売市場である対顧客市場のスプレッドにも影響が及ぶからです。
例えば、ドル円市場ですと、スプレッドは通常2〜3銭ですが、1日に何円も動くような激しい相場のときには、スプレッドは時として数十銭も開くことがあります。 |