FXの契約書を理解しなければならないのは?
FXは、証券取引法による規制や監督官庁(金融庁)の指導のもとで取引される株式とは違い、あくまでも当事者同士の契約によって取引される金融商品です。
なので、当然、顧客である投資家は、その契約内容を十分に理解しておく必要があるのです。
なお、取引業者ごとに約款の内容というのは異なりますが、実際に取引をする前に、契約する事業者の約款の内容については、しっかりチェックしておきたいところです。
FXの約款の内容は?
FXの約款は権利義務、債権債務などの法的諸問題に対応するように記述されています。
こうした法律用語が頻繁に出てくる文章というのは、どうしても読みにくいので、ざっと斜め読みしたり、あるいはまったく読まずに、文書に署名したり捺印してしまう投資家も少なくないと思われます。
しかし、現実には、外国為替の自由化後、為替取引をめぐるトラブルは後を絶ちません。
もちろん良心的な取引を行うFX会社も存在していますが、投資家としては、どの事業者が安心で、どの事業者が危なそうなのかという目を養っておくことは大切です。
約款や規定には、取引を行う際に問題となりそうな箇所が必ず含まれているものです。
つまり、万一トラブルが生じても、それに法的に対処するためのショック・アブソーバーが内包されているのです。
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