金価格は有事に上昇?
金価格の変遷を振り返りますと、「有事の金(ゴールド)」を実証する逸話には事欠きません。
21世紀に入ってからの金価格が概して値上がり基調にあるのは、有事状態が世界的に継続している証拠であるともいえそうです。
すなわち、混沌を極める世界情勢が常に底流にあり、そこに金融不安とインフレ懸念が高まっていることを背景として、グローバルなマネーが各国の株式市場などからより安全性の高い資産を求めて金市場に流れていると考えられるのです。
このような情報は、新聞やテレビなどを通じて接することも多いことから、これから金投資を始めようと考えている人も少なくないはずです。
といっても「金」は相場商品ですから、実際に投資するのは、金価格の行方を見極めてからでも十分間に合いますから、欲のとりこにならないよう、投資していることを忘れられる程度の金額から始めるようにしたいです。
ペーパー資産とはどのようなものですか?
ペーパー資産というのは、株式や債券など信用をベースに発行されているもののことをいいます。ペーパー資産は、発行母体の業績がしっかりしていれば資産の主役として成り立ちますが、業績が悪化し信用が低下すると、資産の価値は目減りすることになります。
なお、このペーパー資産は、金(ゴールド)など実物資産と対比して言及されることが多いです。
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