外貨投資の歩き方



パラジウム価格を左右する要因は?

どのような要因がパラジウムの価格に影響を与えるの?

パラジウムの供給と需要関係に焦点をあてて考えますと、パラジウム、パラジウムETFの価格を大きく左右する要因としては、次の4つのことがあげられます。

ロシア政府の動き
⇒ ロシアはパラジウムの50%強を産出している国ですから、パラジウムの価格形成を一手に握っているといっても過言ではありません。
⇒ ロシアの生産・政府放出量について事前にアナウンスされることはありませんので、細かいニュースにも注視する必要があります。
⇒ 時折、ロシアの鉱山会社ノリリスクの幹部のコメントが発表されます。

南アフリカの動き
⇒ 南アフリカについては、設備・施設の老朽化、度重なる大停電、労働者のストライキなど、パラジウムの減産につながるニュースはチェックしておきたいところです。

日本の景気回復
⇒ 電子・電気用材料としての需要の増大も、自動車触媒としての需要の増大も、日本の景気回復が不可欠であり、日本の景気が回復すれば、パラジウムの需要は急速に増えると予想できます。

中国の環境規制の動き
⇒ 現在の中国は経済成長優先のようにも見えますが、環境問題への対応は意外に早そうです。
⇒ 中国は戦略国家ですから、自動車に対する環境規制を実行することになれば、その数年前から資源の囲い込みを始めるのは確実です。
⇒ パラジウムは中国では生産できませんので、価格の安いうちに買い占めに動く可能性もありますから、注意が必要です。


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