パラジウムの需要は今後も伸びていくの?
金融・経済危機の影響によって、自動車販売が不振に陥り、2008年後半からパラジウム価格は下落しましたが、2009年には持ち直し、上昇基調にあるといえます。
自動車産業は早晩復活すると思われますし、プリウスやインサイトなど、環境対応者がブームとなっていることから考えましても、完成車・部品メーカーは今後ますます二酸化炭素削減に取り組まざるをえないでしょう。
なので、しばらくの間は、パラジウムの需要もますます伸びていくことが予想されます。
新興国のパラジウム需要は?
中国やインドなど急激にモータリゼーションが進んでいる国でも、徐々に環境意識が高まっています。
よって、近い将来、こうした国々もパラジウムの確保に熱心に取り組むようになると思われます。
電気自動車とパラジウムの関係は?
まだまだ先の話になると思われますが、次世代カーといわれる電気自動車の場合には、電気でモータを回しますので、排気ガスは全く出ません。
つまり、電気自動車が世界中に普及する頃になると、排ガス触媒としてのパラジウムの需要は減退すると考えられます。
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