パラジウムの需要は?
歯科材料は、ここ10年ほど一貫して、国内の需要の30%強程度、宝飾品も10%程度で推移しており、安定した需要と考えることができます。
大まかに言えば、消費側で注目すべきなのは、自動車排ガス触媒としての需要だけといってもいいと思われます。
なので、自動車産業の落ち込みが原因で、パラジウムの価格が低下しているのであるとすれば、自動車業界が復調すれば、近いうちにパラジウムの価格も上昇基調に戻ると予想することができます。
価格変動要因が少ないということは、色々と難しいことを考える必要がないわけで、それは相場を予測する上では大きなメリットといえます。
パラジウムETF投資のタイミングは?
中長期投資の一環として、パラジウムETFの取得を考える場合には、景気が回復し、自動車産業の復調が早いと予想すれば、相場が低迷しているときこそ購入すべき時期(仕込み時期)といえます。
そうすれば、相場が上昇したときに、それなりの儲けを享受することが可能です。
とはいえ、まだまだ景気の底は見えませんので、もし日本の自動車メーカーの復調は遠いと予測するのであれば、もう一段安くなる可能性がありますから、パラジウムETFの購入は見送ったほうがいいかもしれません。
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